誰もが魅了されるという曜変天目の価格や最大の謎とは?

鑑定団画像.png
出展元:公式サイトより

12/20放送の「なんでも鑑定団」で、世界で3点しかない「曜変天目茶碗」の4点目が見つかったそうですが、

その曜変天目茶碗の価値や価格と、誰をも魅了するその神秘的な謎に迫ります!!

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なんでも鑑定団最大の発見!



現在までに世界で3点しか存在しないと言われてきた幻の焼き物「曜変天目茶碗」の4点目が12/20放送の「なんでも鑑定団」で発見されたそうです。

この幻の「曜変天目茶碗」は、骨董好きの依頼人の祖先の方が、明治時代に戦国武将・三好長慶の祖先が暮らす屋敷の移築の際に、大金をはたいて買った骨董だったようです。

依頼人は、当初は興味がなく放置していましたが、最近調べてみたところ、どうやら価値の高い骨董品の可能性が出てきたそうです。

その価値を探るべく、今回「なんでも鑑定団」に持ち込んだのがきっかけだそう。



そもそも曜変天目とは?



中国で焼かれた雑器の事で、室町時代に日本に伝来し、その美しさに魅了された茶人たちの間で人気となった天目茶碗。

その中で最も珍重されているのが、窯の中でたまたまうわぐすりが変化し、素晴らしい文様を映し出した曜変天目。

つまり、天目茶碗の中の種類のひとつが、今回の曜変天目という事です。

文様は偶然でしか作られず、再現するのは極めて困難とされています。

現在その存在が確認されている4点の曜変天目は、すべて国宝もしくは重要文化財で、生産地の中国には現存していないそうです。

このように、なぜ生産国である中国に現存せず、日本にしか存在しないのか?

また、なぜ、4点しか残っていないのか?

これが、曜変天目の最大の謎であり、また魅力のひとつとなっているようです。



曜変天目の最大の謎とは?



評論家の中には、漆黒の器の内側には、星の模様のようにも見える大小の斑文が散りばめられ、斑文の周囲は藍や青で、見る角度によって虹色に光彩が輝き、

「器の中に小宇宙が見える」と評する人もいるようです。

この神秘的な見た目もまた、人を魅了しているのです。

曜変天目茶碗は、現在の中国福建省建陽市にあった建窯で作られたとされています。

いずれも南宋時代の作とされていますが、作者は不詳。

形状や大きさが、どれれも酷似していることから、同一人物の作品ではないかと言われています。

日本では、室町時代から天目茶碗の最高級品として知られているそうです。

南宋のある時期、建窯で数えるほどわずかな曜変天目茶碗が焼かれ、それから二度と焼かれることは無く、

なぜ日本にだけ現存し、焼かれた中国には残っていないのかが、最大の謎として残っています。

中国では曜変天目は不吉の前兆として忌み嫌われ、すぐに破棄されたために中国に現存せず、

わずかに破壊の手を逃れたものが密かに日本に伝来した、とする説もあるようです。



曜変と呼ばれる条件とは?



「曜変」とは「天目」という言葉と同様に日本で作られた造語で、中国では一般的ではないそうです。

茶碗の内側に光を当てるとその角度によって見え方が変わり、七色の光の輝きが跳ね返ってくる。

これが曜変天目茶碗になくてはならないならない絶対条件とされています。

本来、「曜変」は「窯変(容変)」と記載され、陶磁器を焼く際の想定外の色の変化を指しますが、

その独特な星のような紋様から、「星の瞬き・輝き」を意味する「曜(耀)」の文字が当てられるようになったそうです。

この様な紋様が現れる理由は、未だ科学的には解明されていません。

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現在確認されている曜変天目茶碗



①静嘉堂文庫蔵

静嘉堂文庫蔵稲葉天目.png
出展元:公式サイトより

稲葉天目の通称で知られ、曜変天目茶碗の中でも最高級品。

元は徳川将軍家が所蔵しており、徳川家光が病に伏せる春日局に下賜したことから、その子孫の淀藩主稲葉家に伝わったとされています。

そのため、「稲葉天目」と呼ばれるているそうです。

その後、1934年に三菱財閥総帥の岩崎小弥太の手に渡り、岩崎は「天下の名器を私如きが使うべきでない」として、生涯使うことはなかったそうです。

現在は静嘉堂文庫所蔵。

国宝。


②藤田美術館蔵

藤田美術館曜変天目.jpg
出展元:公式サイトより

水戸徳川家に伝えられたもので、曜変の斑紋が外側にも現れているのが特徴。

1918年に藤田財閥の藤田平太郎が所蔵。

国宝。


③大徳寺龍光院蔵

筑前黒田家の菩提寺、大徳寺塔頭龍光院に伝わったもの。

堺の豪商津田宗及が所持していたとされるが、詳細は現在も不明のまま。

黒田長政が博多の豪商、島井宗室(博多三傑)の縁でこの院に帰したという説もある。

国宝とされる三椀の曜変天目茶碗の中では、最も地味なものではあるが、独特な美しさを持つとされていて評価も高い。

通常非公開。

国宝。


③MIHO MUSEUM蔵

MIHO MUSEUM蔵 曜変天目.jpg

加賀藩主前田家に伝えられたもの。

他は国宝ですが、これは重要文化財。

大佛次郎が所蔵していたもので、現在はMIHO MUSEUM所蔵。

この天目茶碗を「曜変」と呼ぶかどうかの議論は分かれており、「油滴天目ではないか」とする意見もあるようです。



曜変天目は復元できるのか!?



1953年に小山富士夫と山崎一雄が発表した論文「曜変天目の研究」では、

1935年ミシガン大学教授のJ.Mプラマーが建窯窯址から採取した光彩の生じた陶片の釉の定量分析の結果、

光彩発生の原因であると考えられていた、鉛やタングステンの存在は確認できなかったそうです。

また、大徳寺龍光院の曜変天目の研究により、

青紫色の光彩は、釉上の薄膜によって生じた光の干渉による色ではないか、

とする分析結果を発表して以来、多くの陶芸家がその復元を試みてはみたものの、

そのメカニズムの完全なる解明や、実物と同様の光彩や斑紋を持つ茶碗の再現には至っていません。

これ以外にも、いろんな人が研究・実験を行ったそうですが、現在ではまだ復元できていないようです。

この復元不可能というのも、曜変天目茶碗の魅力なんでしょうね。



気になる価格やお値段は?



実は、天目茶碗とは、天目釉と呼ばれる鉄釉をかけて焼かれた陶器製の茶碗のことで、国宝級で値段のつけられないものから、数万円で購入できるものまでピンキリなんだそうです。

曜変天目茶碗=最高級の天目茶碗で現存するそのすべてが国宝もしくは重要文化財ですので、曜変天目自体には価格は付けられないみたいですね。。

ちなみに、一番有名なのは、家康が春日野局に下賜した「稲葉天目」ですが、一説には50億円以上という国宝中の国宝だそうです。

「稲葉天目」は大正時代に稲葉家から小野家に譲られたものなのですが、その時の価格が16万7千円だったそうです。

当時の小学校教員の初任給が12~20円だったそうなので、現在の価格価値の1万倍としても約20億。

オークションなんかにかければもっと値段が跳ね上がるでしょうから、50億円というのもあながち高い値段とも言えないかと思います。



曜変天目の価格や謎まとめ



曜変天目は現存する4点が国宝、もしくは重要文化財である事。

また、日本に伝来したその起源や、誰も成し得ていない再現性の謎

何においても、その妖艶ともいえる存在の神秘さ。

これらが相まって、曜変天目としての一種のブランドを確立しているんですね。

古来より、曜変天目に魅了されてきた人々の気持ちが少しは分かった気がしたのですが、

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