「この世界の片隅に」気になるあらすじ・興行収入・あの声優も!?

【1/26追記】
東京映画記者会が主催する「第59回ブルーリボン賞」監督賞に「この世界の片隅に」の片渕須直監督(56)が選ばれました!
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出展:「この世界の片隅に」製作委員会
テレビ朝日「報道ステーション」でも絶賛!!

映画「この世界の片隅に」が、大ヒット中!!

あらすじや興行収入、話題のあの声優も登場です。

ヒットの理由は、あのクラウンファンディングのおかげ?

ネタバレなしなので、ご安心ください。

それでは、そのヒットの理由を紐解いてみましょう。


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じわじわ口コミで広がる人気



原作は、こうの史代さんの同名漫画。

舞台は戦争前後の広島。

主人公北條すずと周辺人々が、戦争の恐怖に怯えながらも、一所懸命一日一日を生きて行く様を、

これでもかというくらいに、綿密にかつ繊細に時代考証をした上で淡々と描いています。

主人公の声を演じたのは、のんさん(旧芸名能年玲奈)です。

まさか、あの能年さんが声優をされてたとは!

公開当初の上映規模は63館。

大ヒットアニメ「君の名は。」の6分の1程度です。

一般的に、映画は公開から徐々客足はに減っていきます。


ところが、「この世界の片隅に」は客足が減ることなく、1、2週目に動員ランキング10位を記録すると、

3週目には6位、4週目には4位に急上昇。

プロデューサーの真木太郎さんは「時間が経つごとに客が増えるなんて、業界の方程式には乗っていないね」と驚いていたそうです。

しかも、1~3位は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」など、どれも公開規模が300館規模の超大作映画です。

今後、年末年始にかけて、公開館数は累計195館まで伸びる予定だそうです。



クラウドファンディングとの出会い



「この世界の片隅に」の映画化は、なんと2010年にスタートしていたのです。

当初から、資金繰りで壁にぶつかったそうです。

13年に制作に参加した真木さんは

「片渕監督も原作者のこうのさんも、コアなファンはいるけど、映画としては決して派手では無い。

テレビ局や配給会社の腰が重かった。年半くらい営業を続けたんだけど、いい返事が無くて」と振り返っています。

当初は、web上で毎日配信を考えたそうですが、結局挫折したとそうです。

そんな折、真木さんが耳にしたのが、インターネットで小口出資者を募る

クラウドファンディングで約1400万円の資金を調達した映画「ハーブ&ドロシー2 ふたりからの贈りもの」の噂でした。

この監督は、真木さんの元部下の佐々木芽生さんだったのです。


15年3月から2カ月間、2千万円を募ったところ、8日間で目標を達成し、

2カ月間で約4千万円が集まりました。

この資金で5分間のパイロットフィルムを製作し、企業などへのプレゼン材料として制作費を調達しました。

「見た人を泣かせるほどパイロットフィルムの出来がよかった。

更に大きかったのは、『これだけ応援する人の熱量があるんだ』ということを、クラウドファンディングで示せたこと。

それがアピールポイントになり、段々お金が集まった」と真木さんは話しているそうです。


その一方、「クラウドファンディングがうまくいっていなかったら、一体どうなっていたんだろう」ともこぼしたとか。

片渕監督は「前作(09年公開の『マイマイ新子と千年の魔法』)の初動実績が悪くて今回の企画が興行的に危ぶまれたが、

クラウドファンディングがそれを打破してくれました。

『こういうものが当たる』という既存の価値観に対し、観客側から

『そんなことはない。こういうのも応援したい』と支持してもらえた意味が大きかったと思います」と語ります。


映画評論家の町山智浩さんは「今のシステムでは、新機軸の作品とか、原作が売れていないような作品は、リスクが高いからお金が集まりません。

この映画の成功は、過去の成功例に縛られるマーケティング主導の映画づくりに対するアンチテーゼだと思います」と指摘します。

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SNSで一気に拡大



真木さんは「制作費は比較的低予算の2億5千万円。

公開規模が63館だと、宣伝費から言ってもテレビ広告は出せない。

元々監督が手弁当でやっていた自主映画みたいなものだから」と苦笑。

それでもこのご時勢、ツイッターやSNS・口コミ等で支持が急拡大。



<出資者の方からは>

「こうのさんの原作漫画のファン」という広島市の友川千寿美さん(64)は、知人らと3万円を出資しました。

「監督が何度も夜行バスで広島に取材に来ているのを見て応援したかった」といいます。

「全幅の信頼を置いていたけど、できあがったら想像をはるかに超える映画でした。」と喜んでいらっしゃいました。



友川さんのような、出資者がSNSで盛んに映画の存在を広めたのです。


また、著名人も後押しに一役かっています。

「機動警察パトレイバー」などで有名な、漫画家のゆうきまさみさんも、出資者の一人。

実は、監督と面識も無く、原作も読んではいなかったそうです。

ゆうきさん曰く

「でも、こうのさんの『夕凪の街 桜の国』は読んでいたし、

片渕監督の過去作『アリーテ姫』『ブラックラグーン』のファンだったようです。

いい作品になると確信できたし、できあがる作品を是非見たかった」と話します。


更に、「少しでも興味を持ってもらいたい」と、ツイッターで、何度も映画を紹介しました。

映画のエンドロールでは、一定額以上の出資者の名前が字幕で流れます。

また、公開後に「海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出す」とクラウドファンディングで資金を募ると、

わずか11時間で目標以上の約2600万円を達成。



存在感を増すクラウドファンディング



米国発祥のクラウドファンディングが日本に上陸したのは11年3月。

東日本大震災直後に、国内最大手のプラットフォーム「READYFOR(レディーフォー)」などが立ち上がり、

多くの被災地支援事業などで資金を調達して注目されました。


国内の市場規模は15年度で前年度比68%増の約363億円に上り、

16年度も32%増の約477億円となる見込みといいます。


認知度も上がっています。

お笑いコンビのキングコングの西野亮廣さんは、クラウドファンディングで1千万円以上を集めて、

絵本「えんとつ町のプペル」を執筆しました。

更に、絵本の個展を無料で開催するために、クラウドファンディングで約4600万円の調達に成功しました。


モーションギャラリー代表の大高健志さんは

「俳優が無名だったり制作期間が長かったり、これまでお金を集めにくかった作品を世に出せるようになりました」と分析します。

「クラウドファンディングの出資者はファンのコミュニティーをつくり、拡散力も強い。

こうしたファンに後押しされ、芸術分野の表現の幅が広がっています」と話します。



課題



レディーフォー広報の大久保彩乃さんは

「大手以外にも新しいサービスが乱立してきて、ノウハウの蓄積などもバラバラ」と指摘。

「利用者の間には『お金を持ち逃げするのでは』という心配も依然としてあります。

資金調達を始める際の審査にもばらつきがある。

業界で共通のルール作りが必要になってくるでしょう」と話しています。



「この世界の片隅に」まとめ



これまで資金難により製作したくてもできなかった映画が、クラウドファンディングを利用することで十分な資金を調達することができ、

そのおかげで、今回のような大ヒットに繋がったということですね。

新しい仕組みである「クラウドファンディング」と、映画自体のコンテンツがしっかりとマッチした、

まさに今の時代とマッチした、映画「この世界の片隅に」

是非、次の休日は劇場へ。

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